フリーランス2年目のいちほです。
今年も確定申告をなんとか終わらせることが出来ました。
去年の確定申告の時にいろいろ調べたはずなのに、全てまるっと忘れていたので、来年の自分のためにいろいろまとめておこうと思います。
※素人の自分用まとめなので、間違った情報が記載されている可能性があります。参考にはしないでください。
ネットで調べただけの知識しかありません
口座の取引は全部帳簿に書く!
私はプライベートの口座と事業用の口座を分けていません。
新しく口座開設するのが面倒だったので、普段使いの口座でいいだろうと軽く考えていました。
でも!プライベートと事業で同じ口座を使っている場合、プライベートの出入金も全部帳簿に書かなきゃいけないんです…
大したことじゃないと思うかもしれませんが、私の口座は90%くらいプライベートの取引で埋まっています。
平均して月に10件程度ではありますが、それを全部記帳するのは結構めんどくさい。
しかもプライベートのお金と事業のお金が混ざっているので、事業で得た収入と使った支出がめちゃくちゃわかりづらいです。
でも今更、新しく口座を開設するのもなんだか躊躇してしまう…
取引先に「振込み口座変わります」と連絡するのが、なんか気まずい
どうせ今年も口座開設はしないと思うので、プライベートの出入金の帳簿の付け方をメモしておきます。
出金は事業主貸、入金は事業主借
口座からプライベートで使ったお金は全部「事業主貸」!
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
事業主貸 | 1,000 | 普通預金 | 1,000 |
ATMからお金を引き出したとか、携帯代が引き落とされたとか、とにかくお金が出ていったら全部事業主貸にしておく。
口座にプライベートで入ってくるお金は全部「事業主借」!
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
普通預金 | 1,000 | 事業主借 | 1,000 |
あんまり使うことはないけど、口座にお金が入ってきたら全部事業主借にしておく。
去年はパートしてたんですけど、パートの給料も事業主借になります。
クレジットカードの取引も全部帳簿に書く!
クレジットカードも、プライベートと事業で一緒に使ってしまっています。
一応作ったんですよ、ビジネス用のクレジットカード。
開業届の作成からずっとお世話になっているマネーフォワードの「マネーフォワード ビジネスカード」は、入会費・年会費無料だし、審査もなくすぐに使えるということで、これを事業用にしよう!と登録したんですが…
支払い方法として使えないサービスがあったんです。
プリペイドカードなのでダメだったみたいです
しょうがないので、そのサービスだけ個人用のクレジットカードを使っています。
クレジットカードは兼用していても全部帳簿に書く必要は無い、という情報も見かけたんですが、何が正解かわからないのでとりあえず全部記帳しています。
クレジットカードも基本的には全部、事業主貸です。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
事業主貸 | 1,000 | 未払金 | 1,000 |
クレカは件数が多いからめちゃくちゃめんどくさいよ
口座の場合、個人で使ったお金は「事業主貸」にすると書きましたが、クレジットカードの引き落としだけは未払金にする必要があります。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
未払金 | 1,000 | 普通預金 | 1,000 |
経費は大体「通信費」!
フリーランスは事業に使っているお金を経費に出来ますが、私が経費として計上しているのは大体WEBサービスです。
経費は、なんのために使ったのかわかるように勘定科目を設定しなければいけません。
「取引先とカフェで打ち合わせした」なら接待交際費、「コピー用紙を買った」なら消耗品費など、用途に合わせて科目を分類しなければいけません。
私が経費にしているのはほとんどが月額制のクラウドサービスのため、勘定科目は通信費となります。
在宅で仕事してるので、本当は家賃や光熱費なんかも家事按分として経費計上出来るんですが、色々とめんどくさそうなのでやっていません。
「家事按分」で検索しても、やり方がちんぷんかんぷんです
売上は発生と入金で2回記帳する!
帳簿とは、発生主義で記帳するのが原則らしいです。
取引が確定した時点で費用を計上すること
お仕事が終わったその場で報酬をいただく方が稀だと思うんですが、基本的には請求書などで指定口座に振り込んでもらいますよね?
お仕事して支払ってもらった報酬は売上となりますが、後払いの場合は売掛金も記帳する必要があります。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
売掛金 | 1,000 | 売上高 | 1,000 |
売掛金を計上する日付がちょっと難しくて、調べたところ「納品した日」を計上日とするのが一般的みたいでした。
しかし私は納品後に修正依頼が来たりしたことがあるので、取引先から「これでOKです」と検収完了の連絡が来た日を計上日にしています。
納品から数週間後に連絡が来るとかザラなんですよね…
クラウドワークスは報酬確定日に計上する
クラウドワークスでお仕事をした場合は、「報酬ページ」に表示される報酬・返金・手数料確定日の日付で売掛金を計上しています。
報酬ページを見れば日付がわかるので、整合性が取れやすいから、という理由だけでそうしています。
良いクライアントさんなら納品した日に検収してくれるはずなので、自動的に「納品日イコール報酬・返金・手数料確定日」となるはずです。
クラウドワークスは、報酬が確定した時点でシステム利用料が引かれてしまうので、こちらも帳簿に記録します。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
支払手数料 | 1,000 | 売掛金 | 1,000 |
システム利用料分が報酬から引かれてしまうので、売掛金から支払手数料として同じように減額します。
売上高の時は契約金額を満額書く!その後システム利用料を売掛金から引く!
システム利用料が引かれた額を売上として、システム利用料は記帳しない、という方法もありみたいですが、一度記帳したら同じルールで運用しなければいけないそうです。
振込手数料も経費!
クラウドワークスの報酬は入金時に振込手数料が引かれます。
計上日は入金日で忘れず経費登録しておきましょう。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
支払手数料 | 1,000 | 売掛金 | 1,000 |
案件ごとにかかる手数料ではないので、もし複数の案件の報酬が一括で振り込まれたら、どちらかの案件の手数料として引いておけばいいと思います。
給与収入は源泉徴収票が必要!
フリーランスの稼ぎでは足りず、少しの間パートとして働いていました。
パートの給与は事業収入ではないので、給与収入として確定申告に記載する必要があります。
源泉徴収票に書いてある情報を元に記入しなければいけないので、職場から源泉徴収票をもらう必要があります。
源泉徴収票が必要だと気づいた時には既に退職済みだったので、連絡するのに勇気がいりました…
辞めた職場にはなるべく関わりたくない
丁寧に対応していただいて源泉徴収票もすぐに送ってもらえたんですが、パートしたら毎年この対応をしないといけないのか…と思うと、今後パートをやるハードルが上がりました。
帳簿さえ完成すればマネーフォワードがなんとかしてくれる
確定申告は、いろいろな書類を提出する必要があります。
- 確定申告書
- 決算書(損益計算書・貸借対照表)など
私は会計ソフトはマネーフォワードを使っているんですが、仕訳帳さえ入力すれば、あとの必要書類は自動で作成されます。
確定申告の手続きも、アプリとマイナンバーカードを使ってボタンを押すだけで完了します。
全然エラーとかも出ずすんなり提出出来てしまい、逆に不安になります。
これで本当に提出出来たの…!?
間違っても誰も教えてくれない
確定申告の手続き自体は、今は便利な会計ソフトがたくさんあるのでそんなに大変じゃありません。
でも、会計ソフトは面倒な作業を簡略化してくれるだけで、帳簿や数字の間違いを指摘してはくれません。
開業した時に税務署が開催する記帳指導に参加しましたが、正直さっぱり理解できませんでした。
わからない所はネットで調べて対応していますが、やり方が合っているかどうか答え合わせは誰もやってくれません。
去年初めて確定申告をした時、何か間違いがあれば連絡が来るのかなと思っていたんです。
でも全く何も連絡はありませんでした。
私の確定申告が完璧だった…訳はなく、多分小さなミスはいっぱいあると思うんですが、わざわざ教えてはくれないようです。
でも間違いに気付かないまま事業を続ければ、急に税務調査や追徴課税されたりする訳ですよね?
脱税するつもりなんて1ミリもなくても、会計の知識が不十分で手続きに不備が出ることは大いにあり得る訳じゃないですか。
むしろ、そんな無知な事業主から追徴課税を徴収するために泳がせている可能性もありますよね?
そんなことにならないために、きちんとした会計の知識を身につけることや税理士さんを雇ったりするのが大事なんでしょうが、弱小フリーランスには重荷すぎます…
国が計算して納税額決めてくれ
コメント