ビズアシをやってみた率直な感想

こんにちは。小学生と保育園児の子を持つワーママ、いちほです。

息子の小学校入学を前に会社員を辞めて、現在は在宅でフリーランスをしています。

なかなか稼げない弱小フリーランスの私ですが、なんとか収入を確保するためビズアシに挑戦してみました。

ビズアシとは、クラウドワークスが運営するお仕事マッチングサービスです。

全て在宅可能なオンラインのお仕事で、時給制なので働いた分の報酬が必ず受け取れます。

しかもシステム利用料が0円（クラウドワークスは報酬により、最大で20％のシステム利用料がかかります）

良い所だらけに見えるビズアシですが、実際にやってみてどうだったのか率直な感想を書いていきます。

案件は必ず受かる訳じゃない

ビズアシは、結構ひっきりなしにスカウトメールを送ってきます。

クラウドワークスをやっている人ならば、何度かスカウトメールが送られてきているのではないでしょうか。

「スカウト」なので、応募さえすれば受かるのかな？なんて最初は思っていましたが、そんなことはないようです。

「ビズアシ」で検索すると、「落ちた」という体験談もよく目にします。

私の実体験としては、これまでビズアシ経由で応募した案件は3件で、そのうち1件は面談前の選考落ち、あと2件は受かりました。

一見すると受注率が高く見えるかもしれませんが、私は「これは受かりそうだな」と思える案件にしか応募しないので、送られてくるスカウトメールに片っ端から応募していたらもっと落ちているはずです。

落ちた案件は、先方の希望する稼働時間と私の希望する稼働時間が合わなかったため、お断りされたのだと思います。

ビジアシから送られてきた選考結果は「そもそもビズアシ経由で依頼しないことになった」と書かれていましたが、角を立てないための社交辞令だと勝手に思っています。

この案件に関しては、受かった後に稼働時間で揉めるよりは落としてくれて良かったのかなと思っていますが、ビズアシ経由だからといって受かりやすい訳ではないので注意が必要です。

契約時間は当てにならない

ビズアシのお仕事で一番困ったのは、契約時間通りに働けないことです。

具体的には、以下の2点がとても気になりました。

• 業務が少なすぎて半分の時間しか働けない
• 前月の繰り越しで稼働時間が大幅に増える

業務が少なすぎて半分の時間しか働けない

私が最初に受かったのは単発案件で、1ヶ月60時間の契約でした。

ですが、いざ業務を開始すると半分の30時間で依頼された業務は終わってしまい、「他に作業はありませんか？」と聞いても追加の依頼が来ることはありませんでした。

時給なので働いた分しか報酬は得られず、当初想定していた金額の半分しか稼げなかったのです。

そして単発案件だったので継続もなく、私の最初のビズアシ案件はあっという間に終了となりました。

契約している60時間は「働くための時間」として確保しているので、他のことをするのもなんか憚られるんですよね。

急に業務連絡が来るかもしれないから外出は出来ないし、報酬の発生しない待機時間も気は休まりません。

業務無くなったなら途中でもいいから終了にしてくれればいいのに、なんて思いました。

前月の繰り越しで稼働時間が大幅に増える

そして二つ目の案件も、最初の月は20時間ほどあまりました。

もしかしてどの案件もこんな感じなのかな…？と思いつつ、こちらは複数月の契約だったのでとりあえず様子見しました。

しかし最初の案件と違い、こちらは余った時間が翌月へ繰り越され、月の稼働時間が100時間になってしまったのです。

元々の月の契約時間は80時間。

私は、80時間なら働く時間を用意できると思ったから契約したんです。

時間が余ってしまったのは業務が足りなかったからで、こちらの落ち度ではありません。

それなのに20時間も多く働かなければいけないなんて、正直納得いきませんでした。

しかしビズアシはそういうシステムで、それで契約してしまったのだから飲み込むしかありません。

繰り越し時間は、消化しない限り増え続けます。

業務が足りない状況が続けば、200時間とかに膨れ上がる可能性もあるのです。

繰り越し時間があるからといってペナルティなどはないのですが、契約時間＝稼働出来る時間だと思っているので、私的には落ち着きません。

「時間の都合がつくならば200時間働かなきゃいけない」という状況に置かれていることがもう嫌です。

時間の超過に対しては厳しい

「契約時間が余る」という不満を上で書きましたが、逆に時間が足りなくて契約時間を上回ってしまう場合の対応も、少し不満があります。

私は繰り越し時間が大幅にある状況が嫌で、他の方より多めに依頼をこなして積極的に消化していました。

おかげで繰り越しはなくなったのですが、多く依頼をこなしていたせいか私にお願いしたいという業務が増えてしまいました。

契約時間内で出来る依頼だけ引き受けてあとはお断りする、という選択肢もあったのですが、「いちほさんが良いなら超過稼働してほしい」と先方から言われたので引き受けることにしました。

時間が余る場合はビズアシは何もしませんが、超過の場合は超過する前に必ずビズアシに連絡しなければいけません。

「企業が払う報酬が変わるので必ず連絡して欲しい」らしいのですが、企業側からお願いされてるのに、再度ビズアシから企業に超過しても問題ないか確認する必要あるのか？と思いました。

企業側の”仕事を依頼する人”、と”報酬の承認を出す人”はおそらく別なので確認も当然ですが、だったら私からビズアシじゃなくて、ビズアシと企業で調整してから私に連絡くれればいいのに。

まぁこれはビズアシというより企業の方へ言うべきですかね。

私→ビズアシ→企業→ビズアシ→私、と、連絡が返ってくるまで少し時間がかかったので、業務に着手することが出来ずヤキモキしました。（超過がダメと言われたら中途半端なところで業務を切り上げることになるので、OK出るまで手が出せなかった）

既に受けている業務が時間内に終わらない…とかなら私のせいなので仕方ないのですが、企業側の要望なのに待たされるのはなんだかなーという感じです。

ここからは私の勝手な憶測ですが、おそらく企業側はビズアシに前払いで料金を支払っているのではないでしょうか。

契約時間ピッタリ分で支払い済みなので、それ以上の報酬になると請求作業が再度発生して色々手間なのかなと。

契約時間を下回る分にはなんの負担もないので、繰り越しには寛容なのかなと思っています。

まぁ、あくまで私の邪推ですが。

継続・終了の連絡が遅い

私はこれまで、ビズアシ案件を2件契約しました。

一つは1ヶ月で終了、もう一つは今も継続中です。

終了か継続かは、大体契約終了日の2週間前くらいに連絡が来ます。

契約の終了は収入に直結しますから、こちらとしてはすぐに新しい案件を探したい所。

2週間で次の案件を見つけるのは中々難しいので、1ヶ月前くらいには連絡が欲しいのが本音です。

しかも、こちらから案件を終了させたい場合は契約終了日の1ヶ月前には連絡しなければいけないので、少し不公平にも感じます。

業務内容は案件次第

自分にもできる仕事があるのか？というのはとても気になるところだと思います。

しかし、正直に言ってしまうと、業務の難しさやそれをこなせるかは案件次第です。

募集されている仕事の業務内容には比較的詳しい説明が記載されていますが、やはり実際に稼働してみるまで大変さはわかりません。

大体どの案件でも「マニュアルがあるから安心」と書かれていますが、そのマニュアルが曲者です。

マニュアルがあるからといって、わかりやすいとは限りません。

私が今やっている案件のマニュアルも結構わかりづらく、「結局どうやるのが正解なの？」と混乱することも多いです。

そしてサポート体制も整っているとは言い難く、わからないところを質問しても明確な答えはあまり返ってきません。

細かく指摘されることもないのでしっかり確認していないのかもしれませんが、何が正しいのかわからないのはとても不安になります。

ビズアシ経由で私と同じ業務に入ってきた方が居ましたが、ミスが多く全ての作業を任せられないため、一ヶ月も経たずに見かけなくなりました。

ミスというより、マニュアルがわかりづらくてどう対応していいかわからなかったのだと思いますが、「出来ない人はあっさり切り捨てるんだなぁ…」と少し不憫でした。

その方とは一切やり取りしていないので、契約が途中終了になったのか、それとも実は終了されていないのか、など本当のところはわかりません。

同じビジアシだからといって、アシスタント同士の交流は全く無いので少し寂しいですね。

ビズアシはおすすめできる？

実際に体験したビズアシの率直な感想を書いてみました。

最後に、私が思うビズアシの良いところ・悪いところをまとめます。

クラウドワークスでは低い報酬の案件も多く、詐欺まがいの怪しいクライアントに引っかかる可能性もあります。

その点、ビズアシはすでにビズアシと契約済みのきちんとした企業の案件しかないので、報酬が貰えないなどのトラブルになることはまず無いでしょう。

しかし、契約時間を上手く消化出来る仕事量を依頼されるかは案件次第であり、思ったより稼げない可能性も十分あります。

なので、私のような自分の力で案件を獲得出来ないタイプにはおすすめできるサービスだと思います。

ビズアシは月30〜80時間くらいの契約時間が多いので、「がっつり稼ぎたい！」という人にはあまりおすすめできないかなと思います。

決して怪しいサービスではないので、「やってみようかな？」と悩んでいる方がいたらとりあえず応募してみるのをおすすめします。