こんにちは。昨年勢いで仕事を辞め、現在は名ばかりフリーランスのいちほです。
仕事と家庭を無理なく両立させ、心に余裕を持って常に笑顔で子供たちと過ごしたい。
そんな願いからフリーランスになった私ですが、現状は何一つ理想に届いていません。
お金がないことに焦る日々、掃除をサボって汚れていく家、惣菜やデリバリーばかりの食卓、子供たちにはYouTubeばかり見せる日々、そしていつも怒ってばかりの自分。
後先考えずに正社員の職を手放してしまった、考え無しのワーママの末路をお話しします。
それは、長男の小学校入学を翌年に控える2022年頃。
小一の壁に漠然と不安を感じていました。
下の子が生まれ、育休が明けて復職し数ヶ月、仕事をしながら二人の子供を育てる事が、大きな負担にもなっていました。
上の子に対してイライラすることが増え、虐待まがいにきつく当たってしまう事もあり、今の状態は自分にはキャパオーバーなのだと思う日々。
そんな中、YouTubeやTwitterで個人ブログを運営して月に数百万稼ぐ人たちの発信を見付け、自分もブログで稼ぎたい、と夢見るようになりました。
ブログを始めても稼ぐどころかアクセスもありませんでしたが、仕事を辞めたい気持ちがどんどん膨れ上がり、仕事を辞めて独立した人たちの「あの時、勇気を出して仕事を辞めてよかった」という言葉に感化され、勢いで退職を願い出てしまいました。
その時点でブログからの収入など無く、仕事を辞めた後にどうやって生計を立てるのかは全くあては無し。
正直に言うと夫の稼ぎを当てにしていて、お金を稼ぐことへの焦りはあまり無かったんです。
そうやって心構えの低いまま開業し、ポツポツと貰うお仕事をヒーヒー言いながらギリギリでこなし、結局余裕など出来ないまま数ヶ月が過ぎました。
労力の割には低い報酬に嫌気がさし、数少ない仕事をくれるクライアントを自ら切り、小学校入学のサポートを言い訳に仕事をせずダラダラと過ごしていたら、気付けば来月の支払いも出来ないほどに預金残高が減少。
既にフリーランスとして開業して一年が経過していました。
本来なら、いくつかの仕事をこなし自分の力量や報酬の相場を理解して、請ける仕事が安定する頃なのでしょう。
だけど、何か仕事を請けるたびに「この仕事は自分には無理だから今後請けるのは辞めておこう…」と後ろ向きに判断し、己のスキルを向上させることもせず、安定した簡単な仕事ばかりを探していたら、私にできる仕事などなくなっていました。
今は慌てて近場のパートを調べ、自分に出来そうな仕事を探しています。
まだパートは決まらないし、収入の目処は立っていません。
こうなってくると、自分が存在する意味は何だろうとか意味のない事を考えて無駄にメンタルが削られていきます。
お金を稼がず家事も十分に出来ていないので、家庭に対する貢献度はとても低いし、それなのに自営業という名目で子供を保育園に入れ育児も満足にしていない。
世の中的にも大分ズルい立ち回りだし、世間に胸を張って生きられる気がしない。
とにかく早く定常的な仕事を見付け、自分の支払いくらいは余裕を持って払えるようになりたい。
正社員を辞めてしまった私は、今はそんな焦りの中暮らしています。
でも、正社員を辞めるべきではなかったのか？というと、そうは思いません。
現状には何一つ満足出来ないし、いい状況ではないことは確かです。
でもおそらくですが、あのまま仕事を続けていたら、私は今、もっと精神的な余裕が無かっただろうと予想出来るからです。
私にとって、仕事はそれほど負担でした。
フリーランスになったからといって、仕事の負担が大幅に減ったわけではありません。
むしろ責任の重さや別の負担も増えましたが、正社員の頃の「逃げられない」という気持ちは軽減された気がします。
フリーランスで仕事が満足にこなせないと、困るのは自分だけです。
だけど会社員だと、会社の評判まで落とす可能性があります。
自分だけ転ぶならいいけど、他人を巻き込んで転ぶのは恐ろしい。
そういったプレッシャーから解放されたのです。
そのおかげで、プライベートな時間に少しだけ余裕が生まれた気がします。
今でも怒りやすい母であることに変わりはないけど、仕事を続けていたら、もっと酷いヒステリックな母になっていたことでしょう。
小学生になった息子は、行き渋りもなく学校に通ってくれています。
それは、学校での疲れを家で回復出来ているからなのでしょう。
在宅フリーランスなので学童には行かせておらず、息子は学校からそのまま家に帰ってきます。
宿題やプリントの確認、次の日の持ち物の確認などは結構大変ですが、なんとか回っているのは仕事をしていないおかげです。
一学期はまぁまぁ順調に乗り切ったので、これからは私も仕事をちゃんとやって、なおかつ子供のサポートは変わらずこなせるよう成長出来ることを願っています。
まずは、早急に仕事を見付けて働き始めるのが私の当面の課題です。
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